「たんぽぽ号」製作記 
 
  2.車体の製作   
 
  @手摺用「座」の作成と貼り付け。 手摺りはMc,Mc'に22箇所あるので座は44個が必要です。   
  -1. 座は1×1洋白板(0.2t)中央に0.5φをあけた物。   -2. 1mm帯金(0.2t洋白)に穴をあけ切り出します。  
   
  1mm帯金を使えば一辺のみ切り出せば良い。 穴あけには上記に示す簡単な治具を使いました。  
  -3. 穴(0.4φ)あけ用治具を作りました。   -4. 手摺り位置に穴(0.4φ)をあけます。  
   
  穴あけは扉を付ける前の方が穴があけやすいです。 発泡材を用い車体が歪まないよう配慮しました。  
  -5. 穴があいた状態を以下にしめします。   -6. あけた穴をガイドに「座(1×1)」を貼付ます。  
   
  の縦(垂直方向;1mm)は手摺りで目立たないので実はあまり正確でなくても良い。  
     
  A客扉にあらかじめ錠を加工します。 乗務員扉口は両端を斜めにカットし傾斜を表現しました。  
  -1. 客扉   -2. 乗務員扉  
   
  [註]客扉のハンダ付けに際して:
 KS
モデルのキットでは客扉に位置決め用折り返しが付いています。 便利な一方,扉下の側板が熱で膨張し歪みを生じてしまうので注意が必要です。 無頓着に組んだ結果,この歪みを取るのに苦労しました。
 
   
  B手摺りの作成。 手摺りはMc,Mc'で合計22個必要です。 この手摺りは0.4φ洋白線を用いました。  
  -1. 手摺りの角のRが大きいため治具を作りました。    -2. 座の穴に手摺りを差し込み固定します  
   
      これで扉脇の手摺り製作は完了しました。  
   
  C妻板の加工と手直し。 幌枠を付けると配管のスペースが足らない事がわかり手直しを余儀なくされました。  
  -1. Dを広げ確保しました,その分dが狭く成ります。    -2. Mc,Mc'の後位妻板の完成状態を先に示します。  
   
  作例はD=2.2,d=1.5です。 ジャンパー受けはエコーモデルの製品を利用しました。  
  -3. Mc'には幌吊りがあります。   -4. 幌吊りの詳細は以下の通りです。  
         
  幌は「エコーモデル」製です。    幌を架ける金具は幌座から出ています。   
     
  D正面の加工。 特にテールライト脇のボルトを表現しました。  
  -1. 正面窓サッシは平面的なので別途スクラッチしました。   -2. 窓サッシを10度傾斜させます。  
   
  デジカメ故障で画像がイマイチ。 ご容赦下さい。  桟は0..5φ洋泊線を用い立体的にしました。  
  -3. テールライト脇へボルトを表現しました。   -4. 正面の裏側を示します。  
     
 矢印がボルトです。0.4φ洋泊線を用いました。 テールライトはLEDの拡散効果を期待して1箇所から導く。
  -5. 運転台と手ブレーキを取付けてみました。   -6. ついでに仕切板を作りました。  
     
     
  E低屋根部の加工。  
  -1. ルーバーはキットのものでなく別途製作しました。   -2. パンタ台(エンドウ模型製)を取り付けました。  
     
  キットのパーツはそのままでは使用出来ません。   まだ「扉脇の手摺り」を取り付けていません。  
  -3. パンタ鍵はずし装置ほかのを取り付けます。   -4. キャンバス止は角に注意(部分)します。  
     
  引き棒(ワイヤー)と垂直作用テコは後で取付け予定。      
  -5. 低屋根部の詳細を示します。  
 
 
  -6. 試しに避雷器を取り付けてみました。   -7. 正面および妻板をハンダ付けし車体の完成です。  
     
    床板固定用アングルは下端より3.25mmとしました。  
     
  Eステップの製作および取り付け。   
  -1.  梯子部はまとめて作りました(下記画像は10個分)。 ステップはM車:5箇所,M'車:6箇所の計11箇所です。   -2.  右画像の梯子に踏板を付け完成です。 車体に0.8φの孔をあけ差し込み固定します。   
     
  -3.  ステップの取り付けが終わりました。   
     
             
 
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